「多角的な視点で考える」

皆様、ご機嫌いかがでしょうか。グリーンマーリン所属、支援員の内牧です。

新年度に入って早々、先輩方を差し置いて、この若輩者が筆を取らせて頂く事となりました。稚拙ではございますが、どうぞ宜しくお願いいたします。

いよいよ春ですね。皆様は春、好きですか?

私はそうでもありませんが、しかし春は始まりを迎える季節です。心意気を新たに訓練や業務に励まれる利用者様の姿を見られるのは、かくも幸せな事と思います。

 新しい事を始めるのに相応しいかもしれないこの季節。がむしゃらに突き進むもよし、慎重を期して進むもよし。とにもかくにも、やらないと。私は面倒くさがりなものですから、何十回と自分に言い聞かせています。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題はこちら。

“多角的な視点で考える”。

介護計画を立案する時、利用者を理解しようとする時、こうすべしと福祉の学校で学びました。しかし福祉だけではなく、あらゆる場面で大切なスタンスだと思います。

皆様はどのような時に、深く物事を考えますか?

かくいう私は、自分の中だけで完結する浅はかな哲学の為によく考えます。それは自己認知ですとか、自分の知識(特に支援員として必要なもの)が本当に正しいかを疑ったりですとか、色々です。

 とまあ、戯言はこの辺りにして。結局何が言いたいのかというと、「一つの考え方にこだわるな」です。実際に説明しろと言われても難しいのですが、一番簡単に実践する方法ならば一つ、知っています。

 “逆に考える”んです。

たとえば、皆様の身の回りで何かが起こって、このままだと最悪な結果をむかえてしまう。しかし、どう考えても最悪な結果を回避する方法が思いつかないとします。

 では、“ここで逆に考えてみる”。最悪な結果になるのは仕方ない、と。しかし、その後のリカバリーで何とかできないか?と考えを発展させる事ができます。

 どうでしょう?上手な例えかはわかりませんが、まったく違う考え方で異なる答えを見つけました。こんな感じです。

 最も、多角的な視点では考えるのはすこぶる難しい事です。そもそもの話、難しい事ではなかったら福祉の学校で教えられていないですものね。でも、できる様になったら自分の世界が一気に広がります。

 最後に、私が好きなゲームの言葉を伝授したいと思います。出典は『Blood borne』、フロムソフトウェアが生み出した人を選ぶタイプの名作です。(グロテスクが苦手な人は調べない事をおすすめします)

「我々は、思考の次元が低すぎる。もっと瞳が必要なのだ」

 以上をもって終わりとさせて頂きます。ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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