障害とは、はたして「個性」なのか。


 皆様、いかがお過ごしでしょうか。グリーンマーリンの内牧です。

私につきましては、朝晩が寒くなり、そろそろ衣服の調整をするべきかと悩んでいる今日この頃です。皆様も寒暖差にはお気をつけ下さい。

 さて、ご挨拶も程々に、早速本題に入らせて頂こうかと思います。どうかお付き合い下さい。

障害とは、はたして「個性」なのか。

実のところ、ネットで調べるとこの手の議論や意見は大量に出ていて今更感があるのですが、障害者兼支援員の意見は珍しいだろう…と言い訳をして語らせて頂きます。

私は福祉の専門学校に通っていましたが、その頃に初めて「障害を特別な事ではなく、その人を構成する個性として扱う」という考え方を知りました。それからは何度もこのテーマについて考えています。

 大前提として、私はこの考えが100%間違っているとは思っていません。むしろ理想的な障害者の生き方の一つとして考えています。

しかし私も障害者の端くれです。そして類は友を呼ぶのでしょうか、障害に苦しむ方とのご縁が不思議と多くありました。ですから「なんて甘い考えだ」と未だに思うのが正直なところではあります。価値を肯定しつつも否定的な立場です。

とはいえ価値があると認めているのは事実ですし、個人的に理解できる側面もあります。何故なら、自分の障害を個性と呼べるのは、本質的に障害を克服していると言えるからです。これは学校で教えてもらった事に由来しています。

先生は教えてくれました。「障害とは、社会や日常生活で困難を感じるから障害なのであり、本人の努力や周囲の支え、社会の変化で困難が取り除かれた場合、障害は障害でなくなる」と。

「障害は個性」という考え方の基盤にはこれがあるのです。たった五文字の言葉には、「障害を個性と呼べるように、当事者と関係者全員で協力し、努力すべし」という意味が込められています。

ここで結論を述べます。障害とは、「個性に変えられるかもしれないもの」です。

 残念ながら、障害は個性と呼べるほど甘くありません。当事者も、その関係者も、「できる事ならもっと良い状態になりたい」と悩んでいる人ばかりで、個性だなんてお世辞でも言えない心境の方ばかりです。

 障害特性を克服ないし緩和する努力だけではありません。障害について知る“機会”や手に入れた“知識”、周囲の方々の“理解”が必要です。また、障害を受け入れて共存する“精神的成長”も重要になってきます。

ですが私自身、何をすれば正解かを知っている訳ではありません。少なくとも、私と同じやり方をしている人は見た事がありません。私のやり方が合っていそうな方もいませんでした。

ですから、「自分の障害に立ち向かう方法は何か?」と問われれば、人それぞれ違う答えが出ると思うのです。それを追求する方法もその人次第です。

 最後に。障害を個性にできている人は、それ相応の過程があります。ですから素直に人として尊敬して下さい。「ふーん、やるじゃん」くらいで十分です。

 それでは終わりとさせて頂きます。駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。




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