あの問題がついに!?

こんにちは。オレンジマーリンの谷口です。

例えの代表例的な言い回しである「卵が先か?ニワトリが先か?

この問題は2000年以上にわたって人類を悩ませてきた難問であり、2024年にはこの問題の議論で白熱した結果、殺人事件が発生。そんな難問がついに!?

これまで、キリスト教の世界では「すべての生き物は神が作った」とされているため、ニワトリが先だとされていました。 しかし、ダーウィンが進化論を提唱して以降、科学の世界では「ニワトリにはニワトリではない祖先が存在した」という理由から、「卵が先である」と論じられることがよくあります。

2017年にジュネーブ大学の研究チームは、ハワイ周辺の海底堆積物から発見された単細胞生物の『Chromosphaera perkinsii』を研究

この生物は10億年以上前に動物の進化系統から分岐しており、単細胞生物から多細胞生物に移行した謎の答えが眠っているのではないかといわれています。

『Chromosphaera perkinsii』の細胞が最大サイズに達すると、それ以上成長せずに分裂し、動物の初期胚発生段階に類似した多細胞コロニーを形成すると報告

このコロニーはライフサイクルの約3分の1にわたって持続し、少なくとも2つの異なる細胞タイプを含むという特徴を示しました。

ジュネーブ大学の准教授は「『Chromosphaera perkinsii』は単細胞生物だが、この特徴は地球上に最初の動物が出現するずっと前から多細胞の調整と分化のプロセスがすでに存在していたことを示しています」とコメント

さらに遺伝子活性の分析により、これらのコロニーは動物の胚で観察されるものと興味深い類似性を持っていることが明らかになりました。

この結果から胚発生の原理が動物の出現以前から存在していたか、あるいは『Chromosphaera perkinsii』が独立して多細胞発生のメカニズムを進化させた可能性が示唆されており、研究チームは「複雑な多細胞発生を制御する遺伝的プログラムがすでに10億年以上前から存在していたかもしれない」と論じています。

「今回の結果にしたがうと、自然は『ニワトリを発明する』よりはるか前に『卵を作る遺伝的ツールを持っていた』ことになります」と述べ、「卵が先かニワトリが先か」論争の答えはやはり「卵が先」である可能性が高いとしました。

何となく、「卵が先じゃね?」のような感覚がある方は多くいらっしゃると思いますが、学術的に証明されると説得力があるというか。

次は『馬鹿につける薬はあった!』という発見に期待!


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