ChatGPTの正体は!?

グランドマーリン スタッフのYTです。今、IT業界だけにかぎらず、ちまたでは、ChatGPTの話題で溢れてます。 API(Application Programing Interface)が公開され、いろんなシステムやアプリから利用されるようになり、ますます爆発的な広がりを見せています。

「○○では、使用禁止になった!」 「○○では、利用が推奨されてる。」「○○が開発の一時停止を求めてる!」「信用できない!?」「仕事で活用してる!」「こんな使い方ができる!!」「政府が○○という見解を述べた」…

世界中で賛否両論渦巻いていますね。

ここでは、「ChatGPTって、何者?」ということを少し解明してみようと思います。 

グランドマーリンでは、毎週「ワンポイント講座」を実施しています。技術的な内容以外にも就労準備に必要なさまざまなテーマを扱ってます。 今回の内容も、ワンポイント講座で扱う予定です。

◆ そもそもAI(人工知能)とは?

 AIは、「人間の知的振る舞い」を模倣したソフトウェアです。
 長年、様々な技術と手法で、この「模倣」が試みられてきました。 

  • ルールベース型AI: 「もし~なら~」というルールをたくさん用意して、様々な判断ができるようにする。
  • 論理型AI: 「AならばB」、「BならばC」という命題をたくさん蓄え、「AならばC」という推論ができるようする。
  • ファジー理論: 0か1かのようにどちらかに確定せず、その中間の曖昧(あいまい)性を扱えるようにする。
  • ディープラーニング: 大量のデータを高速で学習する技術

などなど…

現代のAIは、ほとんど、「ニューラルネットワーク」をベースに作られています。

「ニューラルネットワーク」は、人間の脳内のシナプスのつながりをモデル化したものです。
つまり、人間の脳と同じ仕組みをコンピュータで再現しようとしてます!

たくさん学習すればするほど、複雑なパターンや関係性を発見し、問題を解決することができるようになります。

最近話題になっているAIとしては、「Stable Diffusion」、「MIdjourney」などの「画像生成AI」と呼ばれるものもあります。どちらもニューラルネットワークをベースとしたAIですが、作りが異なります。

◆「ChatGPT」= 究極の「チャットボット」!?

ChatGPTは、一般的に「対話型AI」と言われていていますが、もうちょっと専門的には「大規模言語モデル」というものです。

「大規模言語モデル」は、大量の文書を学習し、分析し、それを知識として蓄えています。得意なことは、「文章の理解」と、「人間らしいい返事を文章として生成」することです。

つまり、正確な回答より、人間らしい文章の作成に特化されていることです。間違ったことも、人間らしく、もっともらしい文章で返してきます。

では、信用できないのかというと、そうでもありません。学習している文献の量がとにかく膨大なので、知識量が膨大です。「膨大」というのは、「千」とか「万」とかいうレベルではありません。「億」とか「兆」の単位です!

GPT-3, GPT-3.5, GPT-4とバージョンアップする度に、その学習量もパラメータ数も飛躍的に向上してます。今後、ますます向上して行きます。

◆ まとめ

ChatGPTの作りや特性が少しでもわかると、使い方や活用法も見えてくると思います。

ただなんとなく「すごい、謎のAI」と、恐れたり・過信したりせず、 人間側も学習し、AIの特徴を理解した上で、うまく付き合っていければと思います! 

人間相手でも同じですよね。


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